「デンベレ」主人公 名前：りんご丸 状況：日常系
りんご丸は、近所で流行っているサッカーの選手、デンベレの話題で持ちきりだった。隣のクラスの女子たちも、デンベレ可愛いって言ってたし、りんご丸も興味を持ってしまった。
そんなある日、りんご丸はディスカウントストアで買い物をしていると、ある男性に声を掛けられた。「すいません、ちょっとお話したいんですけど…」
男性は伊東という名前で、りんご丸に何かを訴えかけてきた。「私、デンベレのいとこなんだよ。でもデンベレとは十数年会っていない。もし、君が彼に会ったことがあるなら、彼に伝えてくれないか？」
りんご丸は、興奮したが、ロボ子やノビタくんみたいなことができない自分を恥じた。でも、伊東さんは「俺もうすぐ高校生だし、デンベレ、応援したかったんだ」と、少年君の夢が大きいように見えた。りんご丸は、デンベレに会う約束を取り付けた。
約束の日、りんご丸は神戸市にある「ブニック・ブニック」というサッカー場に向かった。伊東さんとともに受付に行くと、スタッフから迎えられた。「デンベレは私たちのオーナーですから、知っていますよ。今日は間違いなく会えるでしょう」とスタッフの顔は、微笑んでいた。二人は、Tシャツを貰った後、スタンドから全力で選手たちを応援した。
すると、試合が終わる頃、スタッフがりんご丸たちに声をかけてくれた。「デンベレが、送り代わりの車で来ると言っています。あと五分ほどで来るので、そちらの席でお待ちください」
そして、デンベレは姿を現した。「伊東のいとこで、彼からの伝言を聞かせてもらいましたよ。ありがとう、伝えてくれて」とデンベレは、りんご丸に向かって微笑んだ。りんご丸は、幸せな一日を過ごせたし、伊東さんの夢もつながった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：3
悲しい：1
夢がある：9
怖さ：0
合計点：20
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