主人公の名前はかおる。かおるは、普段はひとりで寂しく過ごしている。ある日、かおるは光古戦場の近くにある森で歩いていた。そこで鮮やかな夜空を見上げたかおるは、驚くほど綺麗だったので、その場に座り込んで見上げていた。すると、森の奥から妖精が現れた。妖精は、かおるに「ここは光古戦場。戦いの跡地だよ。でも今はもう何もないから安心して」と話しかけた。かおるは、妖精に興味を持ち話を聞いていたところ、妖精は消えてしまった。以来、かおるはひとりではなくなった。毎晩、森で妖精と話し、夜空を眺めるようになった。ある日、かおるは妖精に「光古戦場は本当に戦いの跡地だけど、昔戦った人々の魂がまだ残っているのよ。だから、こんな綺麗な夜空が見れるのかもしれない」と教えられた。かおるは、「でも、それって怖くない？」と聞くと、妖精は「怖がらなくても大丈夫だよ。私が守るから」と答えた。
ある夜、かおるは妖精から突然「私にはもう時間がないの。私がいなくなっても、この綺麗な夜空はいつまでも残るから、大丈夫だよ」と言われた。かおるは泣き崩れたが、妖精は優しく「私はいつもかおるの心の中にいるから、もう泣かなくていいよ。私がいなくても、かおるは一人じゃないから。大事なことは、私がかおるを守ったということ。これからもずっと、私はかおるを見守っているから」と言った。
翌日、かおるは妖精との別れを受け入れ、光古戦場に行くことにした。そこには、互いに殺し合った兵士たちの鎧や武器が残されていた。かおるは、過去の戦いと妖精との思い出を振り返り、生きることの大切さを感じた。
【感想】
■この小説のちくわ様自己採点 感動的：7 笑える：0 悲しい：9 夢がある：10 怖さ：2
合計点：28
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