『SmileAgain』から連想された日本語短編小説【ミステリー】主人公・星野蒼は、小説家デビュー前の壁にぶつかっていた。ある日、偶然出会った少女・奈々との会話から、彼の小説は笑うことを忘れた人たちに笑顔を取り戻すような物語であるべきだと思い至る。
しかし、彼の小説への情熱は次第に冷めていく。そこで、蒼は自分が描きたかった物語をなんでもない日常に見出そうと試みる。
そんなある日、蒼は奈々から「ある事件」についての話を聞く。それは、彼女が実家に帰省した時に体験したものだった。実家には、奈々が小学生のころに遊んでいた友人・あかりが兄の理之に殺されたと噂される「呪われたおもちゃ」があり、あかりの霊がまだその家にいるという。蒼はこの話に興味を持ち、奈々と一緒にその家を見に行くことにする。
すると、そこで蒼が目撃したのは…
「あかり」こと理之が正体不明の怪物になっているところだった。蒼は衝撃の光景に驚愕する。しかも、その怪物は奈々を狙っていた！
怪物の正体が理之であること、そしてあかりの霊が現れることで事件は解決したが、蒼は、この出来事をモチーフに、新しい小説を執筆することに決めた。そして、最初は少し躊躇していたが、最終的に彼の小説からは笑いと涙が混じる感動的な作品が生まれたのであった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：1
悲しい：4
夢がある：8
怖さ：6
合計点：26
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