「想いがけずの障害に立ち向かい！社会人デビューのハードルを乗り越えた主人公の物語！」

主人公の名前は「ロク」。ロクは転職して初めて給料をもらい、初めての銀行口座を開こうとする。彼は父親からの遺産として手元にある五千円を持ち、銀行口座に入金しようとした……が、いざ口座を開こうとしたら、なんと口座開設手数料が五千円！　初めての銀行口座開設が潰れそうになるロクだったが、世話好きなおばちゃんに助けられ、彼女の勧めで「こぶし銀行」を知る。こぶし銀行は初めて口座を開く人には手数料がかからないという、ちょっと聞いたことのない銀行。疑問に思いながらロクがこぶし銀行に向かうと、そこで奇妙な仕事をする「こぶし使いの少女」に出会う。少女は特殊能力を持ち、カードを握るとその力を発揮することができるのだ。彼女が一枚のカードをロクに渡し、「口座開設の間、このカードを握っていて」と言う。カードを握り、銀行員に話しかけると、会話がスムーズかつ丁寧に進む。口座が開け、ロクは急に出現した「こぶし銀行の歓喜グッズ」をもらった。それには、口座残高に応じて素敵なプレゼントもらえると書かれてあった……ロクは、ちょっと不思議な体験をし、初めての銀行口座を開いたのだった。

【自己採点】
感動的：3　笑える：7　悲しい：0　夢がある：9　怖さ：0。
合計点：19