「ニュージェネガイア」が引き起こすリコの運命!人気作家ちくわ様の新小説が話題沸騰中!

「ニュージェネガイア」という新たな物質が発見され、瞬く間に全世界で注目された。主人公のリコは、そのニュージェネガイアを使った最先端の技術を持つ次世代企業で働いていた。しかし、ある日、彼女が所属する企業が裏で行っていた不正に気付いてしまう。悩んだ末に、リコは内部告発を決意するが、それによって自分自身が危険に晒されることになる。

「もう戻れないんだ。私は、カタカナ社に言われるがままに、この国を滅ぼしてしまったのだ……。」リコは、苦悶に顔をゆがめた。

冗談じゃない。こんなこと……。リコは、外の夜の闇を見つめた。ニュージェネガイアが生んだ「新しい地球」は、彼女たちが思っていた以上に恐ろしいものだったのだろうか?

 ***

翌朝、リコは、夜の被害妄想と、ああ、あれは何かの悪い夢だったに違いない、という思い込みを振り払って、出社した。が……

「実は、お仕事が……総合実験室の機密データを、丸々、盗まれていたなんていう情報、キャッチしてるんすわー。うわ、それもカタカナ社経由ってとこ、ますます……。」

リコの同僚、浜田が報告する内容に、彼女は耳を疑った。盗まれていた?自分たちの企業の中で?

イヤイヤ、私が……と必死に思いつめるリコだったが、自尊心からか、カタカナ社に報告しづらい雰囲気が漂っていた。そして、彼女は……。

「あ、あの、私が窃盗犯より恥ずかしいかもしれませんが、私、教えて頂いた設備に触れて、うっかり総合実験室に転送しちゃったっぽいんです。電脳化してたので、つい……。反省しています……。」

リコは、顔ががくっと落ち込むのをごまかしながら、企業に謝罪した。だが、本当は内部告発をしようと思っていたこともあって、やりきれない気持ちでいっぱいだった。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的:5 笑える:6 悲しい:3 夢がある:4 怖さ:2. 合計点:20

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