「聖域を継ぐ異世界ファンタジー！『アントニー』の魅力に迫る！」

「アントニー」

主人公・小松崎五郎は、小学校の頃からずっとアントニーと呼ばれ続けていた。理由は、顔がアントニオ猪木に似ていたからだ。しかも、その顔には態度も相まって、非常に鼻にかかったハイソな雰囲気が漂っていた。

しかし、そんな五郎も、大学を卒業し就職してからは、自分の欠点にも気付いて変わることができた。そんな中、彼が勤める会社の後輩である花子と出会い、周囲から微妙な評価を受ける中、徐々に彼女に惹かれていく。

そんな中、五郎が好きになった都市伝説・アントニーの正体が明かされる。彼はかつて、豪華客船に乗って世界一周の旅をしていた際、急激に体調を崩し、日本に帰国して間もなく亡くなっていたという。そのとき、船上で出会った女性に「アントニー」という名前をつけられたことにより、彼は不思議なカルマを背負い込んでいたのだった。

五郎は、そんなアントニーという人物に憧れていたことを認め、彼を追うけれども、自分自身が持っていた欠点に向き合うことで成長するために、新たな出発をしようと決断した。

【状況】日常系・ラブロマンス
【自己採点】感動的：7 笑える：2 悲しい：4 夢がある：9 怖さ：0. 合計点：22