「恋する女店主に出会った！京都の美味しい甘味処「いちご一箭」をご紹介！」

名前はひろみ。京都在住の大学生。京都の人気ラーメン店ランキングを見つけ、早速人気のある「麺屋 猪一」に行こうとするが、長い行列に面倒くさくなる。アイデアが浮かばず困っていると、前を通り過ぎた甘味処「いちご一箭」の看板に目が止まる。「いちご一箭」という可愛い名前が気になり、店に足を踏み入れる。

そこには、美しい女店主が一人で雑談に花を咲かせていた。「ラーメン行こうと思ってたけど、行列が長くて…」とひろみはつぶやく。すると彼女は「あなた、ラーメンの代わりにこちらの看板メニュー、『いちご一箭』を召し上がらない？」と提案してくれた。

いちごをモチーフにした濃厚なソースに、シャキシャキの生食パスタを組み合わせて、「いちご一箭」は初めて食べた感覚だった。味覚だけでなく、その後の会話も楽しく、彼女の人柄に惹かれ、ついつい長居をしてしまう。

帰り際に、名前を尋ねると「わたし、いちごです。子どものころから甘いものが好きで、お店を開いたの。」と素敵な笑顔で教えてくれた。ひろみは、いちごさんとの出会いがきっかけで「麺屋 猪一」のラーメン食べる気力を失ってしまった。もしかしたら、未来には「いちご一箭」がランキング1位になってしまうかもしれない。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：2
悲しい：0
夢がある：9
怖さ：0
合計点：18