主人公の名前は「葵」。彼女は小説家を目指している大学生で、最近はエピセンという言葉に熱中していた。ある日、彼女は図書館で偶然エピセンの意味が書かれた本を手にする。その本には、エピセンの力で過去の自分に会うことができる方法が書かれていた。好奇心に負けた葵は、エピセンを試してみることに。すると、彼女は懐かしい夏休みの日にタイムスリップしていた。その日、葵は遊びに来ていた従姉妹の「美冬」と出会う。美冬は中学生で、葵と同じように小説を書くのが好きだった。しかし、美冬にはある秘密があった。
夏休みのある日、美冬は葵についてこないように勝手に外出していた。心配になった葵は彼女を探し回るが、どこにも見つからない。しばらくして、美冬の死亡記事が新聞で報じられた。彼女は、見つかった場所で自殺していたのだ。
それを知った葵は、美冬が亡くなる前に何があったのかを知りたくてエピセンを重ねる。再び夏休みの日、葵は美冬の家を訪ね、美冬の日記を見つけた。そこに書かれていた美冬の華麗な小説は、葵が今後書いていく小説の手本になった。
「エピセンの力は、過去に戻って何かを変えることではなく、過去を振り返って未来を切り開く力なのだと思う」と、葵はつぶやくのだった。
【感想】
ちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：1
悲しい：9
夢がある：8
怖さ：2
合計点：27
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