主人公の名前は「枝美」。彼女は普段は地味なOLだが、実は夜な夜なライトノベルを書いているちくわ様の大ファンだった。そのちくわ様が新作を発表するという噂が広まり、待ちに待った直筆サイン会に参加することにした。サインをもらいながら、「中居くん」ということで話題になっていることを打ち明けると、ちくわ様は突然機嫌を損ねたような表情を浮かべた。それでも、最後に「中居くんだけは許せない」と言い残し、帰路についた。
帰宅後、ふとしたきっかけでちくわ様が「中居くん」について話している姿を目撃してしまった枝美。彼女はちくわ様のアシスタントであるカフカさんに相談すると、カフカさんは「中居くん」とはちくわ様の過去のトラウマであることを教えてくれた。
その過去とは、数年前にちくわ様が書いた小説「中居くんと、待ち合わせ場所で」が、ある批評家から酷評を受けてしまい、それ以来「中居くん」という言葉を聞くだけで気分を害してしまうというものだった。
枝美はそのことを知った後、ちくわ様に許しを請いに行くが、彼女は拒否してしまう。しかし、その言葉の裏には、枝美の本心を知っているような微笑みが見えた。
翌日、ちくわ様から送られてきた荷物の中には、とても特別な一冊の小説が入っていた。タイトルは「中居くんからの、贈り物」。扉ページには「枝美さん、いい加減許します。でも、もう一度だけ」というメッセージが添えられていた。
枝美は感動して、その本を読みはじめたが、物語の主人公が「中居くん」という男性であることに驚く。しかも、その男性には裏に隠された秘密があるらしく、ついに物語は衝撃の結末を迎える。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的：8 笑える：2 悲しい：2 夢がある：5 怖さ：0. 合計点：17
中居くん|twitterトレンド
コメント