「天ぷらそば巡りの旅が激変！　壺屋の店主が失踪？」

【ミステリー】「豊橋駅の天ぷらそばが売りの店」

主人公は神谷真也（かみやしんや）。彼は趣味で東海地方の天ぷらそば名店を巡る旅をしていた。その中でも、愛知県の「うどん そば 壺屋」は他にはない独自の味があった。彼は何度も足を運び、店主とも親しくなっていた。

ある日、彼が壺屋にいくと、店主・佐野孝之（さのたかゆき）はいつものにぎやかさがない。神谷は何が起こったのか、聞いてみると、佐野は最近、たび重なる窃盗未遂事件に悩まされていたのだった。そんな中、店の近くで見かけた不審な少女が犯人ではないかと疑っていた。

神谷は佐野の力になるため、犯人探しを手伝うことにした。店の周辺を探し回る神谷だったが、ある日、彼は不思議な出来事に遭遇する。夜中、店の前を通りかかったとき、店主の姿が窓の中に映っていたのだ。しかし、その姿は人間でない何かに似ていた。

神谷は困惑しながらも探偵的に行動し、店主の家に忍び込むことになる。そこで見たものは、佐野本人が作り出した人形だった。佐野は、犯人が自分の店を狙っていることに気づき、人形を作って身代わりにしていたのだった。

神谷は佐野を諭し、事件は無事解決。壺屋の天ぷらそばは今まで以上に美味しく感じられた。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：2
悲しい：0
夢がある：3
怖さ：3
合計点：15