「デートで行ってみたい秘境スポット！会社員桃花が選ぶ穴場観光地は？」

主人公の名前は桃花でした。彼女は普段は地味な会社員生活を送っていましたが、この日は待ちに待ったデートの日。彼女の相手は、バイクに乗る軽いノリの男性でしたが、それが彼女のタイプでした。

「じゃあ、どこの観光地に行こうか？」男性が尋ねます。

「うーん、せっかくだから近くによく来ることのない場所に行ってみたいな」と桃花が提案しました。

男性はそれに賛同し、ナビに入っていない山間の小さな街に車を走らせました。しかし、途中で道に迷ってしまい、ふと見た看板に目をとめます。

「ここは……あれ？」男性は焦りながら言いました。

看板には「ちくわの里」と書かれていました。このまま引き返すわけにもいかず、桃花と男性は車を走らせます。

すると、不思議な空気が漂ってきます。十数軒の古風な家が立ち並び、庭にはやたらとちくわが置かれていました。そこで、彼らはいい雰囲気を感じ、車を降りて時間を潰すことに。

「もっとちくわが食べたい！」と桃花が叫び、男性は車を乗り出し、ちくわを探すことになります。すると、どこからか「ア『クア』サン」という低い声が響いてきました。

男性はびっくりして「お、お前は……!?」と言います。

「は、初めまして。わたくしはアク嬢です」と女性が返事をします。

彼女に導かれ、桃花と男性は最高においしいちくわをいただいて、デートは大成功でした。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：5
笑える：8
悲しい：0
夢がある：4
怖さ：0
合計点：17