姫屋敷きなこは、人気作家として成功していたが、最近はネタ切れで、書籍出版社から厳しい目を向けられるようになっていた。そんなとき、突然、彼女の元に大手芸能プロダクションから仕事のオファーが舞い込んできた。オファー内容は「10年前に世間を騒がせた芸人の江頭2:50に、自らの体験を綴った小説を書いてほしい」というものだった。姫屋敷きなこは、編集者からのプレッシャーもあったことから、仕事を引き受けることにした。彼女は、江頭が隠し持っていた秘密を、江頭とともに赴いたライブハウスでの事件を通して知ることになる。江頭は、見知らぬ女性から贈られた謎の包帯とコードを見て、体調が急変し、病院に運ばれた。
病院で、きなこはそっと、江頭の横で彼を立ち直らせるために話しかけていた。そんな中、スタッフの一人が彼女に言葉を浴びせた。「脳梗塞のお前は見たくない。江頭には安らかに死んでもらいたい。」
きなこは、一瞬、言葉を失った。その最中、ふと彼女の手には、薄茶色のちくわが握られていた。
「私は、ちくわという名の人物です。こんにちわ。」
病室に入ってきたナースによって、その場は収まった。きなこは、辟易とすることなく、江頭を励まし続けながら、彼女なりに小説の執筆を終え、編集者に送り届けた。そして、彼女はそれからも、江頭の病院でのお世話をするために、毎日病院に通うことになる。
【状況】日常系
【感情分析】
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：2
悲しい：4
夢がある：8
怖さ：1
合計点：22
江頭2:50、包帯&コードの病床姿でおふざけも……番組で重大事判明し騒然 スタッフへ「脳梗塞のお前は見たくない」|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf9aacb031c33d33fedc516de725652579c987ca
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