「にゃんこ男子、いいね！」とI君が言う。それに対し、麻衣は「猫を飼ってる男性はかわいいね。そんな男性と結婚したい」とつぶやいた。今回のクラスの文化祭で、麻衣は編集部を担当することになった。そのとき、麻衣は「にゃんこ男子」というアイデアを思いつき、マンガアーティストの石亀先生に描いてもらった。しかし、原稿の締め切り前、あることが起こった。主人公の鈴木幸一は、財布を落とし、猫の首輪に挟まる形で拾った。中には男性の免許証が入っていたが、幸一は帰りが遅いから返しに行くのを諦めた。次の日、幸一は編集部に来て、麻衣と出会った。
「すごい！にゃんこ男子その人に会えたら記事がクオリティアップするのに」と麻衣は言う。幸一に声をかけられ、麻衣は編集部に幸一を迎え入れた。
幸一が入っていると、麻衣の気持ちが動いた。幸一は私生活で猫を飼っていて、その偶然が運命だと思った。
「私、猫好きなんだよね。いい猫を飼ってる人がいい人かもしれない。ごめんなさい、失礼なことを言って」と麻衣は照れ笑いしながら言った。
幸一は「ええ？カワイイな」と言った。麻衣たちは、次の日、鈴木くんが掲載されることになった。
締め切り前、麻衣は幸一が編集部に来るのを待っていると、周りを見ると幸一の席が空いていた。そんな時、幸一から電話がかかってきた。
「ごめんね、麻衣さん。習い事があったから、今日は編集部に行けなかったよ」と幸一は謝った。
「ええ！？あと２時間で締め切りだよ？鈴木くんに対してインタビューしなければならないぞ」と言うと、幸一は言葉を詰まらせた。
「ごめんね、もう行くから。待ってて」と言うと電話を切って、急いで麻衣のいる場所に向かった。
編集部に到着すると、幸一は石亀先生を呼び出し、「麻衣さんは絵になるね。にゃんこ男子をもう一回、描いてくれ」と言った。
石亀先生は、そこにいる人たちを見て、再度、賛成した。
締め切りまであと1時間。但し、I君が、麻衣に近付いて、状況を説明した。
「締め切りだよ、何をやってたんだ？」麻衣は呆然とした。
このような状況で、一体どうなることになるのでしょうか？麻衣と幸一は編集部をどうするのでしょうか？絵が描けなかった状況で、気持ちを掻き立てられる小説です。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：[5] 笑える：[2] 悲しい：[1] 夢がある：[5] 怖さ：[0].
合計点：[13]
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