「WESTubeという新しいSNSが流行っているのは、知っているよね？」と、友達が私に話しかけてきた。私は興味を持ち、すぐにスマートフォンでWESTubeを開いた。そこには、動画のコメント欄を使って書き込む小説がたくさん投稿されていた。どの作品も、読み終わるとクセになる魅力があったが、私が一番感動したのは「タワーンズの七人」という作品だった。主人公は、タワーンズという学校に通う高校生のカオリ。彼女のクラスメイトである七人が、幽霊になってしまったという設定だ。カオリは、七人の幽霊にヒントをもらって、友達が自殺に追い込まれそうになる事件を防ぐことが出来た。最後には、幽霊たちが成仏し、何事もなかったかのように平穏な日常に戻っていくのが印象的だった。
この小説は、ミステリーとホラーを巧みに組み合わせていた。主人公にはカオリという名前を付け、七人の幽霊たちもそれぞれ風変わりな固有名詞で呼ばれており、読者を飽きさせなかった。また、事件解決後の幽霊たちの成仏シーンでは、作者の人間性を感じる感動的な描写があった。
「タワーンズの七人」は、WESTube上でも高評価を得ており、私も納得の作品だった。このような新しい小説の形式が世の中にあるのだと知り、私も何か作りたいと思うようになった。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的：8 笑える：0 悲しい：0 夢がある：7 怖さ：6. 合計点：21
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