主人公・蓮子は、日本庭園の手入れをしている。その日も、蓮池に浮かぶ蓮の葉を切っていた。その時、突然「アァァァァァ！？！」という悲鳴と共に、蓮子は葉っぱ一枚で陸に浮かんでいた男の子を見つけた。男の子は名前を唐澤といい、どうやら散歩中に健康診断の帰りに蓮池に落ちたようだった。唐澤には恋人の水瀬がいたが、唐澤は喘息に悩まされる身であり、病院で「もうこのままじゃダメだ」と告げられ、治療をすることに。水瀬のために、唐澤は健康的に生活しようと決心するが、ついついジャンクフードを手放せない。蓮子は唐澤に野菜ジュースを勧め、そのまま唐澤と水瀬が毎週庭園に訪れるようになった。
そして、ある日、唐澤が「今日、水瀬にプロポーズするつもりだ」と打ち明けた。蓮子は、唐澤が水瀬にバラの花束を持っている姿を見て、幸せそうな気持ちになった。二人が喜んで庭園を後にすると、蓮子は「あぁ、また来週会えるんだ」とほくそ笑む。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的：6 笑える：2 悲しい：2 夢がある：5 怖さ：0. 合計点：15
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