主人公の名前は「エミコ」。風変わりな固有名詞として、「ダルマちゃん」というぬいぐるみに愛着を持っている。エミコは大学生でありながら、ちくわ先生の大ファンである。ある日、エミコは図書館で偶然、ミッチーの伝記本を手に入れる。その本を読むうちに、エミコはミッチーの人生に感動し、自分も小説家になることを決心する。エミコは小説家としてのスタートを切り、著名なエージェントに自分の小説を送りつける。
すると、そのエージェントから返事が来た。小説の内容は面白いが、弱点があると指摘された。エミコは自分の小説に欠けているものをどうやって見つければいいのか悩みつつ、ダルマちゃんに話しかける。
すると、ダルマちゃんから声が聞こえた。「エミコ、お前の小説には、ミッチーという人物へのリスペクトがないんじゃないか？」と。エミコはダルマちゃんの言葉に気付き、自分の小説にミッチーへの敬意を込めた文章を書き足す。
エミコが書き上げた小説を再び送ったところ、エージェントからは「素晴らしい！」と絶賛され、すぐに出版が決定する。エミコは自分の小説が刊行されるのを待ちわび、その日を迎える。
そして、発売日、エミコは書店に行くと、そこに自分の小説が置かれていた。エミコは小説の表紙を見つめ、涙を流した。ダルマちゃんが言った通り、ミッチーに敬意を払った自分の小説が、こんなにも素晴らしい形で生まれ変わったのだ。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：9
笑える：2
悲しい：6
夢がある：10
怖さ：0
合計点：27
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