
中島ひろみはすぐさま、その女性がAMEMIYAさんではないかと思い当たった。何かを確信した彼女は、小学校時代の友人である山岸毬子を連れ、その女性の家を訪ねた。そこで彼女たちが出会ったのは、 AMEMIYAさんの亡き母親であった。
母の死後、 AMEMIYAさんが母の名を借りて本を書き始めたことが明らかになる。それ以来、彼女は毎年、母の命日に新作を出版していたのだ。AMEMIYAさんは自分が書いた本を、母に読ませるために書いていたのだ。
中島ひろみは、AMEMIYAさんの正体を知ったことで、自分自身にも何かが開花したような気がした。大学を卒業し、彼女は小学校教師になった。そして自分が本当にやりたかったこと、つまり毎日子供たちと一緒に過ごすことを選んだのだ。
【感情分析】
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:2
悲しい:4
夢がある:10
怖さ:0
合計点:24

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