「あなたの性格主義タイプ」という占いアプリを使うことにした中学二年生の水野麻実（みずの まみ）は、予想通り「インデペンデントタイプ」であることが分かった。麻実はいつも自分の意見を持ち、自分で考えて行動する強い意思を持ち合わせていた。しかし、そんな彼女もクラスで人気があり、多くの友達に囲まれていることが不思議だった。
そんなある日、麻実は学校の図書館で偶然見つけた一冊の小説に引き込まれた。それは「命の重さと人との繋がりを描いた」とされるベストセラー作品だった。
翌日から麻実は、放課後必ずと言っていいほどその小説に没頭していた。読み終わっても何度でも読み返し、時には感動し、時には悲しくなった。
そして、ある日、小説に登場する主人公と麻実がそっくりだと気づく。それをキッカケに、彼女は自分自身について深く考えるようになった。
「私って本当に自立してるのかな？」とか、「周りの友達を大切にしてるかな？」とか、彼女の中で色々な葛藤が生まれた。
しかし、ある日、同じクラスの男子生徒・木村秀明（きむら ひであき）から楽しく誘われたことをきっかけに、「自分で考え行動すること」と、「人との繋がり」の大切さを理解し、今まで以上に充実した日々を送るようになった。
【時代劇】
「鶴姫（つるひめ）の決断」という小説であったようだ。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：9
笑える：2
悲しい：7
夢がある：8
怖さ：0
合計点：26
あなたの性格主義タイプ|twitterトレンド
コメント