
しかし、出版社の担当者は彼女のアイデアに納得がいかず、彼女の小説をミステリーに変更するように指示した。そこで、彼女は生理のおじさんと娘が果たして同一人物なのかどうかを、密室の中で調べるというストーリーに書き直した。
そして、登場人物の一人『生理のおじさん』こと『伊佐山 マサオ』が、娘の『伊佐山 めい』を殺してしまったという疑惑から、ストーリーは一気に展開していく。
最後に残った伏線が、実は娘が死んでいるのも時間旅行のせいで、未来の自分が娘を殺すということだった。そして、マサオは自分の未来を変えるため、娘を殺害する決断をしたのだった。
『シンクロに生まれた彼女たち』というタイトルで出版された本は、ミステリーとしてはあまりにも非現実的すぎるストーリーになりながらも、多くの読者たちの共感を得たのだった。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:6 笑える:2 悲しい:9 夢がある:3 怖さ:7. 合計点:27

生理のおじさんとその娘|twitterトレンド
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