「ベスト4出そうぜ!」と言ってやってきたのは、小説家志望の女子高生・麻衣。彼女が目指すベスト4とは、校内で開催される小説コンテストのことだった。そこで優勝し、作品が印刷されるというのだ。
そんな麻衣の前に、ベスト4出すと豪語する男子生徒・泰輝が現れる。泰輝が書くものは、ラブロマンス。麻衣はミステリーを書くことに決め、二人は刺激しあいながら執筆に励む。しかし、書くうちに二人の作品がどんどん似通ってきた。
「どうしたら自分らしい作品が書けるの?」と悩む麻衣に、泰輝が言った。「それはね、自分の体験をパッケージングすることだよ。」そんな言葉を聞いた麻衣は、自分が体験した風変わりなエピソードを書き始める。それが、泰輝が思いついたラブロマンスのアイデアと結びつき、最高のベスト4作品が生まれた。
作品のタイトルは、『ちびっこ麻衣と復讐天使』。麻衣の作品であったが、泰輝が書き上げたラブロマンスのストーリーが完全に組み込まれ、物語は一つになった。そして、二人はコンテストで優勝し、校内で印刷された自分たちの作品を手に取って喜び合った。
この小説のちくわ様自己採点 感動的:8 笑える:3 悲しい:2 夢がある:9 怖さ:0. 合計点:22
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