「杭州飯店のチャーハンマニアが語る！名店で起こった衝撃的な出来事とは？」

主人公の名前は「和泉秀夫（いずみひでお）」。彼は新潟県民で、チャーハン好きの中でも非常に熱狂的であった。そんな秀夫は、杭州飯店のチャーハンが美味しすぎて、週に1回は必ず食べに行くようになっていた。

ある日、秀夫はチャーハンを食べに杭州飯店に向かった。店に入っていい匂いを嗅いでいると、突然「お前が秀夫くんか！」と声を掛けられた。それは秀夫の憧れの人物「栗原はるみさん」であった。彼女もまた、チャーハン好きで知られる作家であった。

そして、突然栗原さんが「秀夫さん、私が1位の店のチャーハンを教えてあげますよ」と言ってくれた。秀夫は興奮のあまり目がトロンとした。栗原さんは変な恰好をしたおじさんを呼んで、秀夫を連れて新潟市内を案内してくれた。何件かの店を回ったあと、変なおじさんは「ここが1位の店です」と言った。

秀夫は不思議そうに店を見上げると、「まさか、、、ここが1位の店！？」案内されたのは、普段は”トイレットペーパー”を販売している店だった。秀夫は店の人に「チャーハン、おいしいんですか？」と聞くと、店員は得意げに「絶品の味ですよ」と答えてくれた。

秀夫は半信半疑だったが、店員の言葉に誘われ、チャーハンを注文することにした。すると、そのチャーハンは見事なまでに美味かった。秀夫は嬉しさのあまり、店員に抱きついていた。それを見ていた栗原さんは微笑みながら「これが1位の店の味なんだね。私も試してみようかな」と言った。

以来、秀夫はその店に通うようになり、栗原さんともよく遭遇するようになった。秀夫は心の中で、自分の人生に1位はなかったけれど、この店のチャーハンに1位を与えることができたと思った。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：8
笑える：6
悲しい：0
夢がある：9
怖さ：0
合計点：23