「ファンラジ795」という番組からヒントを得た、ちくわという小説家が書いた短編小説「バーチャルラジオドラマ」をご紹介いたします。
主人公は、オタクの女子高生・草薙志乃。幼い頃から声優になることを夢見て、自分のラジオドラマを作って配信していたが、あまり聴かれずに自信を失っていた。
ある日、志乃が通う高校で起こった異変。何者かが放送室に侵入し、荒らされた上に「ファンラジ795」という謎の番組が流されてしまう。その番組には、志乃のラジオドラマが使われた形跡があった。
さらに、翌日からは「ファンラジ795」が毎晩流れるようになり、学校中にその謎は広がるばかり。調べてみると、番組の裏には志乃が憧れる声優・冴木光一郎が関わっていることがわかる。
志乃は光一郎と面会し、その理由を問いただす。すると、光一郎は志乃の才能に惚れ込んでいたのだ。彼はファンラジ795の中で志乃のラジオドラマを使って、彼女の才能をアピールしようとしていたのだった。
その後、志乃は光一郎のアドバイスを受け、声優を目指す決意をする。ファンラジ795はその後も流れ続け、多くの人々を魅了していった。
【feeling analysis】
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:2
悲しい:1
夢がある:9
怖さ:0
合計点:20
ファンラジ795|twitterトレンド
コメント