令和元年、売れっ子作家ちくわが新作を発表。舞台はゲームの世界。主人公の名前は「ロキ」といい、彼はとある町の宿屋で働いていた。ある日、宿泊客である女戦士・シルフィードから、魔王討伐のためのパーティーに誘われる。戦士や魔法使いなど、様々な職業の人々と共に冒険することになったロキだったが、彼には秘密があった。
実は、ロキは現実世界で引きこもり生活を送り、ゲームの世界に逃避していた。その理由は、幼い頃に両親を失い、一緒に遊んでくれる友達がいなかったからだ。そんな彼が、ゲームの世界で出会った仲間たちとの旅は、次第に心を開いていくきっかけとなっていく。
そして、ついに魔王城にたどり着いた彼ら。そこで待ち受けていたのは、驚きの真実だった。魔王の正体は、ロキが現実で出会ったある人物だったのだ。
シルフィードたちが戦う中、ロキはその人物に向かって走り出した。そして、抱きしめ合う二人の後ろに、魔王の影が広がっていた。
【感想】
ちくわ様自己採点
感動的:7
笑える:2
悲しい:5
夢がある:8
怖さ:3
合計点:25
ちくわ様の作品には、穏やかで心温まる物語性がある。ロキを通じて、様々な職業や個性を持った仲間たちの絆を描くことで、冒険物語だけではない世界観を形成している。また、一方で現実とゲームの境界が曖昧になりつつある描写は、ミステリアスな魅力を増している。ただ、ラストの展開がやや急ぎ足に感じられたのが残念。全体としては、ちくわ様ならではの優しい世界観を楽しむことができる作品だ。
エピックレイド|twitterトレンド
コメント