主人公の名前は「花蝶(かちょう)」。彼女は東京で一人暮らしをしている20代のOLだ。
ある日、帰宅途中に彼女はふと気付いた。いつからか自分は常にコールドな生活を送っていた。人と話すこともあまり無く、テレビを観ても興味が湧かない。そんなある日、彼女は一通の手紙を受け取った。
手紙は「花蝶殿へ」と書かれ、差出人は不明だった。開封すると手紙には「あなたにはもっと人と交流を持つ必要があります。あなたの悩みを解決する方法を教えます。明日、草津温泉の旅館「風蝶(かぜちょう)」に来てください。必ずあなたの悩みが解決されます。」と書かれていた。
花蝶は最初は不審だったが、自分が悩みを抱えていたことを思い出し、思い切って旅館に向かうことにした。旅館に着くと、そこには風変わりな老婆がいた。彼女は「私の名はかばやん。花蝶殿の悩みを解決しますよ。まず、あなたの心を暖めるために温泉に入りましょう」と言って、花蝶を温泉に誘った。
花蝶は旅館の温泉で、普段の生活から解放され、初めて人と会話をする。そして、風変わりなかばやんから教えられたことは、人と関わることは自分を豊かにすること。そして、自分にとって大切な人との繋がりを作ることで人生が変わるということだった。
花蝶はその言葉をきっかけに、人と関わることを積極的になった。その結果、今まで感じたことのない温かさと幸福感を味わい、自分自身が変わったことを実感した。
『コールド』から始まり、『温かさ』で終わった花蝶の物語は、日常系のジャンルに分類される。意外性があり、ちょっとした風変わりもある作品となっている。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:6
笑える:0
悲しい:0
夢がある:8
怖さ:0
合計点:14
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