主人公の名は紫(むらさき)。彼女は普段はメガネをかけており、ちょっと人見知りで友達も少なかった。そんなある日、彼女は学校の音楽室で弾いていたピアノに、偶然サイドカーに乗った男性が聞き入っているのに気づく。男性の名はシンジ(しんじ)。最初は何を話していいか戸惑いながらも、二人は意気投合し、毎週末には一緒に音楽室で演奏するようになった。
ある日、紫とシンジはとあるイベントに参加することになる。そこはトリプレットビートを奏でるバンドが多数参加する音楽フェスだった。紫はドキドキしながら、さらに音楽に打ち込んでいくが、シンジは何かに怯えるような様子だった。そして、彼が口にしたのは、このフェスで紫が唄う曲にはトリプレットビートが必要だということだった。
紫はその曲を自信を持って唄い上げることができた。そしてそれは、トリプレットビートを封印していた彼女の才能が目覚めた瞬間でもあった。シンジは、その紫の演奏に涙を流し、彼女に恋をする。
□この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:0
悲しい:2
夢がある:10
怖さ:0
合計点:20
トリプレットビート|twitterトレンド
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