ある日、時代劇に出てくるような大名家の五男坊だった主人公・竜之介は、父親からお嫁さんを探すように言われた。しかし、竜之介は天涯孤独の身であり、女性と接することが苦手だった。しかし、何とか妻を探すため、竜之介は奥州にあるキヴィオル山麓にある修道院に向かった。
そこで竜之介が出会ったのは、キヴィオル修道院の女修道士・如月月子だった。美しく、聡明で、竜之介は彼女に惹かれていった。そして、竜之介は月子に自分の気持ちを打ち明けると、月子もまた竜之介のことが好きだと告白した。しかし、月子は誓願を守るため修道士を続けるという。
竜之介は絶望したが、ある日、月子から手紙が届いた。その手紙には、キヴィオル山で出会った奇妙な生き物・キヴィオルの秘密が書かれていた。竜之介はそれを知り、月子を救うことを決意した。そして、竜之介は山に登り、キヴィオルを手に入れた。竜之介はそれを月子に渡し、彼女の前でキヴィオルを食べると、その瞬間、月子の姿がそれまでの修道女から普通の女性に戻った。
竜之介と月子は結ばれたが、キヴィオルというものは山でしか採れず、世間には知られていなかったため、二人の愛は秘密のままだった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:6
笑える:0
悲しい:1
夢がある:8
怖さ:0
合計点:15
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