町の図書館で働く、新人図書館員の鈴木まどかは、ある日、未開封の本を発見する。それは、マジミラというタイトルの不思議な本だった。まどかが本を開くと、そこには不思議な言葉が書かれていた。「あなたが本を読んでいる間だけ、あなたは人ではなく鏡の中の存在です」と。不思議に思いながら本を読み進めると、何と、まどかは鏡の中に吸い込まれてしまった。
鏡の中。そこはまどかが住む町と似た景色が広がっていた。しかし、住人たちは、まどかを見ると逃げ出してしまう。その中で、まどかは偶然出会った青年・藤川に出会い、事件の真相を知る。藤川は、自分が担当する格闘ゲームの中のキャラクターだった。そして、鏡の中に現れた人たちは、同じくゲームに登場するキャラクターたちだったのだ。
まどかは、鏡の中で現れた塀の前に立つ男と話をする。彼こそ、魔王と名前を語る者であった。彼は、まどかが持つ本で鏡を通して人間界に入り込んだと知っていたのだ。そして、「あなたが本を持っているということは、人々を助けるために来たのだろう」と言う。まどかは、魔王と一緒に人々を助けることを決意する。
数日後、まどかは鏡を通して人間界に戻った。図書館の本棚には、マジミラという本はなかった。まどかは、本が消えたことに驚くも、実は本が自分に助けを求めたために現れたものだったのだ。
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マジミラ|twitterトレンド
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