主人公の名前は、桃子（ももこ）といいます。彼女は、女子高生だった頃から小説を書き続け、高校卒業後はちくわというペンネームで作家デビューしました。
ある日、桃子は観光旅行で訪れた山奥の温泉街で、久留美という女性に出会いました。久留美は、桃子の大ファンで、小説の中の登場人物を連想させるような風貌でした。桃子は、久留美から熱烈にサインを求められ、快く応じました。その後、二人はしばらく話をし、久留美は自分が生まれ持った不思議な力について語り始めました。
「私は、人の心を読めるんです。あなたも、今まで何でもなかったことが、ある日突然変わってしまったりしませんでしたか？そういうとき、あなたにも何かしらのサインが送られていたはずです」
久留美の話に興味を持った桃子は、彼女が公演する占いショーに行くことを決意します。そして、ショーで彼女は、本当に人の心を読めるのか？という疑問を抱きます。しかし、彼女は、久留美が言ったとおり、自分の心を細かく言い当てられ、鳥肌が立ってしまいました。
その後、桃子は久留美と過ごすうちに、彼女の真の姿を知ります。久留美は、自分自身の過去を抱え、そのことから心を読める力を手に入れたのでした。
この物語のオチは、実は久留美が桃子の小説の中に登場した人物で、自分自身のことを書いていたのに気付いた桃子が、驚きと感激のあまり、久留美に熱い抱擁を送るところでした。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：8
笑える：2
悲しい：5
夢がある：9
怖さ：1
合計点：25
久留美ちゃん|twitterトレンド
コメント