「迷子の高校生ゴルファーが異世界で出会った案内人に涙！ちくわ様の最新作『golf897』」

風変わりな名前の主人公、サルビルはゴルフが大好きな高校生。ある日、彼女は大会に参加するため富士山の麓のゴルフ場に向かった。しかし、道中で迷子になってしまった。すると怪しげな案内人、ムシワカが現れた。「このままでは大会に遅刻してしまいますよ。私が案内しましょう」と言ってムシワカはサルビルを連れていく。道中でたくさん話をするうちに、サルビルはムシワカが実は幽霊だということに気づく。

無事に大会に到着したサルビルは、最終日にムシワカが見守る中で見事優勝する。そして、大会終了後にサルビルはムシワカに感謝の言葉を述べると、ムシワカは一筆箋に自分の名と「いつかまた会いましょう」と書き残して姿を消した。

後日、サルビルは一筆箋に記された「ムシワカ」という名前を調べると、ある高校野球部員の名前として出てくる。そこで、サルビルは気になってその野球部の練習試合を観戦しに行く。すると、ムシワカの生前の姿にそっくりの選手がいたのだ。サルビルは、幽霊のムシワカが自分のために残した一筆箋が、余命僅かだった野球部員の想いを届けるようにという意図だったことに気づく。

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