ペンディングトレインに揺られていると、最近結婚を決め、婚約者の家族に挨拶に行く日が迫っている主人公の高野祐太郎は、何か悪い予感が押し寄せる。だが、そんな予感も、いつもの通りに昼寝しようとしたら、浅い眠りの中で異世界に飛ばされる夢を見る。目が覚めると、高野は出迎えに来た婚約者の父親に、ただいまの時間が入り交じる時刻を告げられた。すると、父親が向かっている場所は、予言された世界を脅かす危険な存在を鎮める場所だと知り、彼は唖然とした。そんな高野が唯一頼れるのは、自分の夢で出会った、猫耳少女ムコール。しかしこの異世界に来た理由は、彼自身も不確定要素であるのだ。
そんなわずか一夜の出来事から、幾重にも重なる陰謀が明らかになっていく。高野は、MUUTというテクノロジーが引き起こす、未来への階層化を阻止するため、父親とともに立ち上がる。そして、MUUTを注入されたペンディングトレインに乗り込み、そのコアを破壊するため、戦いに出る。
あれから10年、高野は、子供のMileyとともに、夫人であるムコールとともに人々を救うために、団結している・・・と、過去の記憶を思い出した。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的：8 笑える：1 悲しい：3 夢がある：9 怖さ：2. 合計点：23
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