
激怒する葵だったが、レストランの店長・パンダケンジが説明するには、Venue101とはあくまでも空気の味わいであり、彼らはそれを表現するために透明なプレートを使っているという。
葵は反発しつつも、思わず試してみると、まさかの美味しさに驚愕する。レストランの魔法にかかった葵は、再びここに足を運んだ。
数回来店し、葵はパンダケンジに告白する。彼女はVenue101に夢中で、パンダケンジからの返事に期待するが、彼は口ごもって言葉を失ってしまう。
その後、葵の目の前には、プレートに乗った出来たてのVenue101が置かれ、「私を食べる?」と言いながら、パンダケンジが微笑む。
半ば幻と思っていた美食が目の前に現れ、葵は満足げに笑顔を浮かべ、「本当の料理は、食べるためだけのものじゃないんだね」と言う。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:7 笑える:1 悲しい:2 夢がある:10 怖さ:0. 合計点:20

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