「渡辺棋王」という記事を読んでいたちくわは、ふと短編小説のアイデアを思いついた。主人公は平凡なOL、名前は藤子。ある日、藤子は棋王・渡辺明に偶然出会い、将棋の世界に興味を持つようになる。しかし、藤子は将棋のルールも知らない初心者で、渡辺も彼女に将棋を教えるわけにはいかない。そこで、渡辺は彼女に考えさせるため、将棋の駒ではなく、奇妙な言葉の駒を使って勝負をすることになる。
「それじゃあ私は…」涙目で右手にたまらせた心の痛みが、かすかに藤子の声に表れた。「ションドラの闇打ちね!」
渡辺は藤子の言葉に驚き、自分の駒と対峙する。一瞬、渡辺が眉をひそめたかと思うと、突然笑みを浮かべた。「よし、それに応えて…」渡辺は両手で暴れさせた頭に手を添えた。「ラムジンの反逆者!勝負だ!」
怒涛の言葉が飛び交う中、戦況は一進一退。しかし、それらの言葉の背後にある真意を見破り、相手を心理的に追い込むことが必要だった。そこで藤子は、自身の持つ言葉という武器を磨くことに集中する。
藤子が「カディシャンの秘薬」を出した瞬間、渡辺は「ジブニーの憂鬱」を打ち出した。そして、その時藤子が、駒というよりもカディシャンの秘薬の真意を理解し、愕然とする。そして、渡辺が「それじゃあ、私は『ハロススペクトラム』で」と宣言した時、藤子の心はひっくり返った。
結局、藤子は見事渡辺を破り、将棋のルールを覚えることに。そして、彼女は渡辺が言った「言葉は、言葉で勝負するのではなく、本当の勝ち負けは、お互いが相手を理解し合うことだ」という言葉に感動して、この瞬間を忘れなかった。
笑いあり、感動ありの、軽快な小説に仕上がりました。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:7
悲しい:0
夢がある:7
怖さ:0
合計点:22
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