「益若つばさが息子の誕生日クッキーに込めた愛が感動的！ももちゃんが喜ばない理由に涙が止まらない！」

「おめでとう、ももちゃん！」益若つばさは、息子の誕生日をクッキーで祝おうと、キッチンに籠っていた。自慢のレシピで作り上げたクッキーには、ももちゃんの好きなアニメキャラクターたちが描かれ、カラフルなスプレーで飾り付けられていた。

「うん、ありがとう、ママ。でも、今更クッキーなんて…」ももちゃんは少し不満そうだった。

「15歳ってやっぱ喜んでくれないからさ、頑張るぜ。」つばさは自信満々に笑った。

しかし、クッキーにはある驚きの効果があった。ももちゃんが一口かじると、突然その場がピンク色に染まり、アイドル歌手のような格好をして踊り出したのだ。

「ママ、これ何！？」

「あはは、特別なクッキーだよ。今日だけ、あなたの願いを叶えるんだ。」

ももちゃんは思いつく限りの願いをリストアップしていく。その中には、遠くの恋人に会いたいとか、世界一周旅行に行きたいとかいろいろなものがあった。しかし、クッキーの効果は1日限定で、ももちゃんが何度も食べてしまいたいと願うが、つばさは笑って断る。

翌日、ももちゃんは普通になっていたが、きっとこの日は彼にとって忘れられない誕生日になった。

【登場人物】
益若つばさ、ももちゃん（息子）

【状況】
日常系、ファンタジー

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：2
笑える：8
悲しい：0
夢がある：8
怖さ：0
合計点：18