ある日、滋賀県にある「御菓子処 嶋屋本店」にやってきた主人公の名前は桜井蓮。そこで彼は、スタッフのお勧めで「琵琶湖みたらし団子」を注文する。しかし、注文した後に蓮は御菓子処の隅にひっそりと展示されている、「謎のスイーツ」に目が留まる。その説明タグには「#時空を超える味わい」という妙なキャッチコピーが書いてあった。
蓮は興味本位でその謎のスイーツを注文する。店員が「お待たせしました、#ギャラクシーラウンド」という見た目奇抜なスイーツを運んでくる。見た目こそ不気味だが、蓮は口に入れるとそこに広がる味わいに驚喜する。それは、宇宙飛行士が宇宙空間で見るような星の輝きをイメージした紫色のジェラートに、ウーロン茶のジュレが絡まる不思議な芳香が得られる味わいだった。それまでに味わったことがない感覚に、蓮の心は奪われた。
帰り道、蓮は「ギャラクシーラウンド」の味わいを忘れられず、再び嶋屋本店を訪れる。しかし、スタッフに言われるがまま、「ギャラクシーラウンド」を注文しても、そこには同じ名称で異なる味わいのスイーツが出てくるのだった。それは、先程口にしたジェラートとは別の、抹茶アイスクリームと菜の花のせんべいが合わさった味わいだった。
この謎を解明するために蓮は、次々と嶋屋本店を訪れ、「ギャラクシーラウンド」の正体をつかむために奮闘するのだった。
【オチ】蓮はついに、嶋屋本店のマスターに直接質問をぶつけた。それは、なんと豆類の濃厚な香りを含み、不思議な紫色の味わいを持つ「#紫エンドウのパフェ」だった。蓮は、ついに「ギャラクシーラウンド」は存在しないということを悟るのだった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:2
悲しい:1
夢がある:9
怖さ:0
合計点:20
「滋賀県で人気のスイーツ」ランキング! 2位は「御菓子処 嶋屋本店」、1位は?【2023年3月版】|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/2192cc9268b5e33c6560bd601ba597cb522f74a2
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