【ミステリー】「銀座NAGANO観光情報センター」が織り成す事件！注目のアンテナショップで何が起こったのか？

【ミステリー】「銀座NAGANO観光情報センター」から連想される事件

主人公の名前は「銀子（ぎんこ）」。銀子は、かつて仕事で銀座に行った際、皆が行くような店や施設ではなく、「銀座NAGANO観光情報センター」に立ち寄ったことがあった。

そこは、信州の町や村の名産品や観光情報が集まったアンテナショップであったが、一番目を引いたのは「山田屋」の富岡製糸場で使われる高級生糸が展示されていたことである。それを手に取り、銀子は高級感あふれる手触りに思わず感嘆の声を漏らした。

しかし、その後、銀子は東京を離れ、信州に帰省するときに「山田屋」で買った高級生糸を持参することになった。しかし、久しぶりに開けてみると、高級生糸の代わりに、安物の糸が入っていた。

銀子は急いで「山田屋」へ走ったが、到着するとそこには店は存在していなかった。銀子はSNSで店の情報を検索するも、店舗情報も口コミも見つからなかった。

そこで、銀子は「銀座NAGANO観光情報センター」に向かうと、そこには架空のアンテナショップがあることがわかった。そして、高級生糸が展示されていたその場所も、どこにも存在していなかった。

銀子は、銀座の裏路地で展開されている「架空のバーチャルショップ」詐欺に引っかかってしまったのだった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：5
笑える：1
悲しい：1
夢がある：2
怖さ：6
合計点：15