「驚愕！　うなぎランキングが覆った衝撃の真実！　人気店『八嶋』の秘密とは？」

『八嶋』の秘密

主人公の名前は野口みゆき。山梨県のうなぎランキングで、1位に輝いたのは「八嶋」ではなく、ややマイナーな「馬頭」だった。

ある日、みゆきは偶然にも八嶋の秘密を知ってしまう。その店で使われていた香辛料が、なんとネコの爪を粉砕した粉末だったのだ。

「そんなことがあったなんて信じられない」と、みゆきは友人の藤本琴音に漏らす。しかし、琴音は少々風変わりな性格の持ち主で、それを聞いてすぐに「面白そう！」と食いついた。

こうして2人は、八嶋に行きつつ徐々にその秘密を探り始める。やがて、店の中を探し回っていた2人は、その秘密を知っているとばかりに、八嶋の店主に襲われてしまうのだった。

「おい、お前たち。ここで一緒に眠って貰おうか？」

彼らは怖さで動けなくなってしまうが、そこへひとりの男性が現れる。彼の名前は大森晃一。大森は、2人をこの危機から救ってくれ、事の真相を明かす。

「この店のネコの爪は、本当はただの香辛料ではなく、店主にかかる呪いを強めるための秘薬だった。だが、それを知った私は、もう店主には手出しできなくなっていたんだ」

そこで、大森は彼らに提案をする。「この店の呪いを解くため、ネコを連れて来て欲しい」

こうして、大森と共に2人は様々な困難を乗り越えながら、山梨県内を旅するのだった。そして、最後に2人が見つけた床屋で、ついに対決が始まる。

結末は、ぜひ本編でご確認頂きたい。ちくわという名の作家、ちょっとしたコメディタッチのミステリー作品でした。自己採点：感動的：5 笑える：7 悲しい：2 夢がある：8 怖さ：3 合計点：25。