「FNCWIN、と呼ばれる日本一の人気アイドルグループ。しかし、そのバックには裏で繰り広げられる闇の部分が存在していた。」というニュースが流れた時、ちくわは小説のネタに飢えていた。そこで彼女は、この事件について調べ始めた。
彼女は主人公を、名前を持たないただのファンとした。彼女の名前は、チラリとしか登場しない。
ファンである主人公は、ある日、FNCWINのメンバーである、風変わりで口の悪いいつも暴走するような性格の「データ」こと、岩澤と言う男性と出会う。彼が主人公に、グループの暗部を明かす。
すると、今までの彼女の思っていたイメージとは違う、FNCWINの本当の姿が見えてくる。彼らは組織に属していた。あの自然な表現力や歌い上げる歌、踊りなどはすべて、人工的に作り出されたものだったというのだ。
主人公は嘘だと最初は思ったが、岩澤の説明にやがて惹き込まれ、確信を持つ。
しかし、彼女の恋心は静かに燃え上がっていた。実は、彼女はFNCWINのリーダー、謎めいた「Zero」という男性に惹かれていた。
彼女がデータから、Zeroについて聞いた時の反応はなかった。しかし、自分の取材を続けた結果、彼女はついに真実にたどり着くのだった。
Zeroは、FNCWINが所属している組織の最高幹部だった。そして、その組織が違法な行為を行なっていたことを知った後、Zeroは組織内部で密かに進行している反体制グループのリーダーとなったのだ。
結局、主人公がFNCWINに惹かれた理由はギフトだった。それでもファンだった彼女にとって、真実を知ることで何かが変わると確信していた。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:6 笑える:2 悲しい:3 夢がある:8 怖さ:0. 合計点:19
FNCWIN|twitterトレンド
コメント