「サラリーマンの宝物　封印されたゲーマー魂が解き放たれる瞬間」

「任天堂のゲームシリーズ映画化ランキング！」
　「ある日、とある町に住む主人公、大野晴彦（おおの はるひこ）は、普段はごく普通のサラリーマンだ。しかし、彼が唯一抱えている特異な趣味がある。それは、自宅にこもってNintendo Switchでゲームに没頭することだ。
　ある日、彼はふと思い立ち、キラキラと輝く瞳で周囲の友人たちに聞いてみた。「任天堂のゲームシリーズを映画化したら、どれがいいと思う？」
　友人たちの声は次々と洗いざらい上がった。「ポケモン！」「マリオ！」「ゼルダ！」
　思わずにやりと笑いながら、大野は頷いた。確かに、それらのシリーズは魅力的だ。しかし、彼の中ではひとつだけ隠れた宝石を持っていた。
　それは、クエストを通じて多くのキャラクターたちが集い、壮大なバトルを繰り広げる「大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ」だ。大野は毎晩、友人たちと集まり、激しいバトルを繰り広げている。彼らの愛がこもったその世界は、日本中を魅了しているに違いない。
　だが、それだけではない。大野はもう一つの候補を持っていた。「星のカービィシリーズ」だ。その愛らしいピンクの玉体が、彼の心の中で優しく歌っているように感じられた。子供の頃からカービィとの冒険は彼を癒やしてくれた。映画化されたら、ぜひとも見たいと思っていたのだ。
　大野は、両方のシリーズの映画化を望む声に感謝しながら、主張をしてみることにした。「確かに、ポケモンやマリオは素晴らしい。しかし、僕たちの中で育ったシリーズを忘れちゃいけないんだよ！」
　友人たちは驚いた顔をして大野を見つめた。その表情には、彼らも同じ思いを抱いていたことが伝わってきた。「そうだ！スマブラとカービィ、両方映画化しよう！」
　大野たちはほくそ笑み合いながら、まるで自分たちが映画会社のプロデューサーになったかのような錯覚に陥っていた。ゲームの世界から飛び出したような冒険が、いま彼らを待ち受けているのかもしれない。
【ある日、とある町に住む普通のサラリーマンが、友人たちと共にスマブラとカービィの映画化を提案し、自分たちが冒険者となる日常が始まる】
これこそが、誰もが抱える魅力的なゲームシリーズたちを映画化する際の突破口だと大野は確信していた。

【オチ】
　実は、大野とその友人たちは、ある著名な映画プロデューサーからその案を持ちかけられていたのだ。彼らの熱意に感銘を受けたプロデューサーは即座に契約を結び、大乱闘スマッシュブラザーズと星のカービィの映画化プロジェクトがスタートすることになったのだった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：8
笑える：5
悲しい：2
夢がある：9
怖さ：0
合計点：24