「鉄球の中の蝶」
主人公は名前を「美姫」といい、町で唯一の古書店「メロウブックス」で働く女性だ。ある日、美姫は店内に現れた謎の男「アツミ」と知り合い、徐々に惹かれ合っていく。しかし、アツミの正体には恐るべき秘密が隠されていた。
美姫は、アツミが荒野の中にあるアスペンという鉄球に閉じ込められていることを知る。アツミがその鉄球の中でどう暮らしているのか、そしてなぜ閉じ込められたのかを美姫は徐々に知り始める。
しかし、アツミがその鉄球の中から脱出するためには、美姫は青いだけのいい香りを手に入れる必要があった。果たして、美姫はアツミを救い出せるのか?
意外性のあるラブロマンスの短編小説である。「鉄球の中の蝶」という奇妙なタイトルが、物語の結末には確かな意味がある。ちくわ様の得意とする「不思議な世界観」が、この小説でも存分に表現されている。オチも巧みであり、読者は驚愕すること間違いなしである。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:7
笑える:2
悲しい:3
夢がある:9
怖さ:1
合計点:22
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