「不注意が招いた運命の誘導―敏感な心に残る深夜サイト更新」

空気の読めない万年筆という名の主人公は、ちょっとドジな大学生である。

ある日、彼はX（旧Twitter）上で、自身の小説を宣伝するプロモ投稿を行っていた。しかし、彼の知らないうちに、その広告には悪質なサポート詐欺サイトへの誘導リンクが仕込まれていたのだ。

深夜、彼は眠気と戦いながらも、何気なくウェブサイトの更新を行っていた。その時、突如として画面に「30歳以上に牛乳が良い理由」という広告が表示された。

眠気と倦怠感に襲われていた主人公は、広告の誘いに反射的にクリックしてしまった。広告はジワジワと広がり、彼の目の前に現れたのは、風変わりな世界だった。

彼がたどり着いたのは「乳業界の裏」だった。そこでは、牛たちがおだやかに草を食べている光景が広がっていた。しかし、一歩足を踏み入れると、彼は奇妙なことに気付いた。

牛が人語を話すのだ。

「あなた、乳を求めてここへやってきたのかい？」

驚きと恐怖を覚えながらも、主人公は牛に答えた。「はい、乳に興味がありまして…」

「それならば、私の秘められた力を見せてあげましょう。」牛はしっかりとした声で言った。

すると、その牛は縦笛のような音を奏で始めた。すると彼の周りには、雪が降り積もり、まるで冬の国にいるような光景が広がった。

「これが、乳の力よ。」牛は言葉を続けた。「30歳以上の人々には、乳が若さの秘訣なのだ。」

主人公は驚きに浸りながらも、その言葉に胸を打たれた。彼は今後、乳業界の裏のサポート詐欺に巻き込まれることなく、牛乳の効能を広める使命を感じた。

そして、目が覚めた彼は、早速自身の小説に「30歳以上に牛乳が良い理由」の一節を盛り込んだ。

彼の小説は大ヒットし、30歳以上の人々の間で乳離れが進むこととなった。彼はちくわという名の人気作家として一躍有名となり、乳業界の英雄として讃えられた。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：8 笑える：5 悲しい：0 夢がある：9 怖さ：2. 合計点：24