注目の自販機「祝儀袋タ」登場！異世界小説で話題の作家の新作にファンも大興奮！

「タイマッターの冒険」

主人公は、高校生の山田太郎（やまだたろう）。
ある日、学校帰りに通りかかったコンビニの前に、まるで宝箱のような自販機が設置されているのを見つけた。
「祝儀袋が買える自販機？珍しいな」と太郎は思わず声に出してしまった。

入り口近くには、看板が立てられていて次のように書かれていた。

『祝儀袋タイパ！期間限定で登場！自販機を通して結婚式やお祝い事のお手伝いを致します！』

太郎は興味津々で自販機の前に立ち止まり、中をのぞき込んだ。すると、ガラガラと音がして、自販機の扉が開いた。

「どれどれ、何があるんだろう？」太郎はサクサクと商品ラインナップをチェックしていく。

紅白の袋や金色の袋、さらには和柄の袋や洋風の袋まで、様々なデザインの祝儀袋が並んでいる。そして、価格も3000円以上から数百円まで、なんと15種類もあるのだ。

太郎は自分の周りに起こる風変わりな出来事には慣れっこになっていたため、この自販機も「タイマッター」と名付け、ちょっとした冒険の一環と思い立った。

「じゃあ、800円の和柄袋を買ってみるか」と太郎は自販機に800円を投入すると、祝儀袋が出てきた。

袋を手に取り、よく見ると袋には特殊な固有名詞が書かれていた。

「なんだ、これは…『タイマッターボール』ってなんだろう？」太郎は不思議そうに眉をひそめた。

太郎は帰宅してから、ネットで『タイマッターボール』という言葉を検索したが、何も情報は出てこなかった。

「一体、これは何のために使うんだろう？」太郎は考え込んだが、思いつかないまま眠りについた。

しかし、翌日、ゲーム好きの友人・佐藤悟（さとうさとる）が太郎の家に遊びにやってきた。佐藤は太郎の手に持っていた『タイマッターボール』に気づき、大興奮して言った。

「太郎！それは伝説のゲームアイテムだよ！」

太郎は驚きながらも、佐藤の話を聞いた。

「このボールを使って特定の場所に投げ込むと、そこにある「隠し宝箱」や「強力な武器」が手に入るって言われてるんだ！」

太郎と佐藤はワクワクしながら、一緒に冒険の旅に出発した。

数多くの困難を乗り越えながら、他の祝儀袋からも様々なボールを手に入れた二人は、最終的に「タイマッターボール」を持っている者だけが辿り着けるという隠された地を目指すことになる。

果たして、太郎と佐藤は無事に目的地に辿り着けるのだろうか？

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：5
悲しい：0
夢がある：9
怖さ：0
合計点：21