
驚きながらも、直人はさらにトランプを投げ続けます。しかし、4時間目になってもミラクルは起こりませんでした。退屈になりかけた瞬間、突如、ベランダに美しい金の蝶が舞い降りてきました。
「これは…ミラクルだ!」
直人は喜び勇んで飛び跳ねました。その次の瞬間、彼の前に立ちはだかったのは、幽霊と化した昔のライバル寿司職人・鬼塚航です。航は直人を笑いながら言いました。
「おっと、直人。君の仕事を奪おうと思っていたけど、このミラクルの力には敵わねえな。」
彼の言葉に戸惑いながらも、直人はトランプの投げ続けることを続けました。7時間目になると、部屋中に美しい花が咲き乱れました。直人は感動のあまり、涙を流しました。
「これは夢のようだ…」
夢中で投げ続ける直人の周りには、次々とミラクルが起こります。10時間目には、一輪の黄金の蓮が彼の目の前に現れ、15時間目には自動演奏ピアノが優雅な旋律を奏でました。
直人はもはやこの世のものではないと感じながらも、トランプを投げ続けました。20時間目になると、彼の部屋は美しい桜の木で一面に覆われました。桜の花びらが舞い踊る中、直人は微笑みました。
やがて35時間が経過し、直人はトランプを手から離しました。すると、部屋は元の姿に戻りました。驚きながらも、直人は感謝の気持ちでいっぱいでした。
「これからは、ただのトランプではないんだな。これは私にとっての宝物だ。」
トランプに込められたミラクルの力に感謝しながら、直人は再び寿司職人としての日々に戻っていきました。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:8 笑える:0 悲しい:0 夢がある:10 怖さ:0. 合計点:18

回転する的に35時間トランプを投げ続けたら…… ミラクルが次々起こるチャレンジに驚きが止まらない|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/033d30c0a899b532dc58fa40a36cd51c66d99754
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