「感動のラーメンランキング！大阪府1位は宇宙に浸れる「銀河の味 蒼麺」！」

「銀河の味 蒼麺」というラーメン店が大阪府で1位に輝いた。「銀河の味」といっても宇宙的な味ではなく、その名の通り蒼く光る変わり種のラーメンだ。主人公の名前は小太郎としよう。

小太郎は宇宙好きで、毎晩星を見上げながら想像の中で銀河に浸っていた。ある日、テレビで「大阪府で星4以上のラーメン」という特集を見つけた小太郎は、興味津々で番組を視聴した。

その中で紹介されたお店の中で、特に小太郎の心を掴んだのが「鶏Soba 座銀 にぼし店」というお店だった。なんと、そのラーメンは鶏肉の旨味が凝縮されたスープで、麺はのどごしの良い細麺。さらに、トッピングには香ばしい煮干しを使用しているという。

「これは食べてみたい！」小太郎は心に決め、翌日早速「座銀」へと足を運んだ。店内は薄暗く、大量の銀河の絵が壁に描かれていた。まさに銀河の中にいるような雰囲気だ。

「いらっしゃいませ！」店員の声に小太郎が注文を告げると、すぐにスープが運ばれてきた。その光景に小太郎は胸が高まった。スープを一口飲んでみると、口の中に広がる鶏の旨味が感じられた。細麺との相性も抜群で、小太郎は幸せな時間を過ごした。

「本当に美味しかった！銀河の味を堪能できました！」小太郎は満足げに笑顔を見せ、店を後にした。

数日後、小太郎は友人のさくらと一緒に「銀河の味 蒼麺」を訪れることになった。しかし、入り口には「休業のお知らせ」の張り紙があった。

「残念だけど、また次の機会にしよう。他のお店も探してみようか」とさくらが提案する。

すると、小太郎は思い出した。「そうだ！あのテレビ番組で1位になったお店があったよ。『銀河の味 蒼麺』っていうところだ」。

さくらも興味津々で同じくテレビ番組を見ていたそうだった。

二人はわくわくしながら、「銀河の味 蒼麺」を目指して大阪の街を歩いていった。

【オチ】
しかし、あいにくその日は台風が接近しており、大雨が降りしきっていた。二人はずぶ濡れになりながらも、帰らずにラーメンを食べる決意を固めた。

「銀河の味 蒼麺」に到着した二人は、まったく人がいないことに驚いた。

「こんな日にラーメンを食べに来る人はいないかもしれないけど、ここまで来たんだから食べようよ！」小太郎が言って、二人は入店した。

店内は静まり返っており、店員も少ない。「お客さんが来ることを予想してなかったのかな？」とさくらがつぶやいた。

それでも二人は銀河の絵が描かれた壁を眺めながら、ラーメンを待った。

やがてラーメンが運ばれてきたが、その出来栄えに二人は絶句した。スープは薄まり、麺は伸びてベチャベチャになっていた。

「これが銀河の味…？」二人はがっくりと肩を落とした。

帰り道、二人は悔しさを語り合った。「テレビ番組の影響ってすごいよね」と小太郎が呟くと、さくらは苦笑いした。

【ちくわ様自己採点】
感動的：7
笑える：4
悲しい：2
夢がある：8
怖さ：1
合計点：22