【必見！】ちくわ様の小説が現実に？！愛知学院大学が1位の地元ランキングに薄羽が挑む！

私立大学のランキングが話題になっていたある日、主人公・薄羽羽美（うすは うみ）は偶然にも愛知県に住むことになった。転勤族の彼女だったが、今回の転勤は長期間に渡るため、自分好みの大学を探すことにした。そんな中、ランキングで1位に輝いた「大切な人たちと愛を育む愛知学院大学」に興味を持った薄羽。しかし、彼女が実際にキャンパスを訪れてみると、ある違和感を感じる。

「あれ、大学名の後ろにイロイロ書いてあるぞ…？」

そう、愛知学院大学は略称を出すと「愛知学院（ありちが）」、加えてキャッチコピーとして「大切な人たちと愛を育む」の後ろには「～Outward Bound Program～」という文言があったのだ。

「え、なにそれ？アウトワードバウンドプログラムって、野外生活とかワイルドなやつじゃないの？」

もしかしたら、愛知学院大学は全くの自然環境の中で学べる大学だったのかもしれない。興味津々の薄羽は、学生の中にいるアウトドア好きな男性・虎斗（とらと）に話を聞いてみた。

すると、虎斗は自分が所属するクラブチーム「キャンプマアナク」を薄羽に紹介し、彼女はその場で入部を決めた。野外活動に熱中する薄羽だったが、ある日、キャンプマアナクのメンバーである紫音（しおん）が行方不明になる。

警察が捜査に乗り出す中、薄羽は虎斗に協力を頼んで、メンバー一同と共に紫音を探し出すことに。しかし、行方不明になった原因は、あるミステリアスな物事に関係していたのだった。

意外性のある展開と、自然の中でのストーリーが読み所の「アウトワードバウンドプログラムに導かれた薄羽羽美の事件簿～行方不明の紫音を追え～」は、笑いあり、感動あり、そして怖いものもあった。既存の要素を巧みに組み合わせた作品であり、ちくわ様には感動的：8 点、笑える：7 点、悲しい：4 点、夢がある：9 点、怖さ：6 点、合計点：34 点を付与します。