【絶望の迷宮】美味しいそばを求めた旅人が辿り着いた異世界?!迷い込んだ先に広がる中世ヨーロッパの風景に驚愕!

「そば好きなら岐阜へ!」と、名古屋在住のOL、鳥居美咲は友人から勧められ、岐阜県のそばを求めて旅に出た。美咲は腕時計を見ると、もう夕方。落ち着きのある茶屋で、名物の手打ちそばを楽しんだあと、次のそば屋を探して歩いていると、よくわからない場所に迷い込んでしまった。

「ん…?ここは?」

石畳と古風な看板が並ぶ中世ヨーロッパ風の街並みに、美咲は足を止めた。しかし、美咲が不安そうな顔で周囲を眺めていると、通りすがりの男性が声をかける。

「道に迷ったのか?」

男性は、紅茶とお菓子が自慢の店、The Time Cafeを経営する時代小説好きな変わり者だと名乗った。彼は美咲に、隣りの「清正そば」へ行くよう勧めた。

美咲は旅先での出会いにワクワクしながら、店の近くに到着した。華やかな和装の女将が迎えてくれたが、美咲は突然の蒼白に驚いた。

「ど、どうしたんですか?」

女将は、少し間をおいてからこう言った。

「私、昔は書き物が趣味でした。名前は「清正」と言いますが…」

女将の「清正」という名前に美咲は目を疑い、考えた。

「まさか、女将さんが…伝説の小説家、清正というのは本当なの?」

女将はにっこりと笑って答えた。

「はい。何がおかしいんです?」

そばの美味しさに舌鼓を打ちながら、美咲は隣りのテーブルで小説家とおしゃべりを楽しむことになったのだった。

【オチ】

「今度、うちで開催する時代祭りにお越しください。また、北の方には「徳山そば」というお店がありますが、あそこもかなりおいしいですよ!」

美咲は、清正女将が言った言葉を覚え、岐阜のそば屋巡りに夢中になった。そして、岐阜で出会った人々との思い出は、ついに彼女の小説にもなることになった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的:6
笑える:4
悲しい:2
夢がある:9
怖さ:0
合計点:21

「岐阜県で人気のそば」ランキング! 2位は「お休み処 弥助」、1位は?【2023年6月版】|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f6665048639bc794e6d6345afd35a2f2553b3f1

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