
そんなある日、「SAS」が、花子の地元でのライブが発表された。彼女はどうしても行きたくて、がんばってチケットを手に入れた。当日は、一眼レフカメラを持ち込んで、SASの音に身を委ねた花子。しかし、彼女はなんと、SASのファンになりすましてチケットを取っていた男・健太に出会ってしまう。健太は、「君がファンじゃないことはわかるけど、逃げるのはあきらめろ」と言って、花子を強引に連れ去ってしまう。
無愛想で心を閉ざしていた健太と、夢見がちでポジティブだった花子。二人は対照的だった。しかし、SASの音楽やライブに触れるうちに、二人の距離も徐々に縮まっていく。SASのライブを聴いたり、健太と共に出かけたりするうちに、花子は徐々に自分自身が変わっていくことを感じた。
「健太、ありがとう。SASのライブに行かせてくれて、本当に感謝してる」
花子が健太にそう言ったとき、彼は初めて笑った。
「俺も、君と出会えてよかった」
それから、SASの音楽をきっかけに、二人はライブハウス通いをするようになった。花子は、自分自身が変われたことに感謝しながら、ふと周りを見渡した。彼女が好きなSASの音楽に、様々な人々が酔いしれていた。彼女は、その瞬間、「音楽」というものが、人々を繋げていることを知った。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:2
悲しい:1
夢がある:9
怖さ:0
合計点:20

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https://news.yahoo.co.jp/articles/3859fd9054560d8010eec47d610388eaf7da96e0
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