【衝撃】異世界美食小説の主人公が現実で「百目明」に！？食の神が降臨した衝撃の瞬間！

「う、うまそう……！」主人公の小枝木（さえぎ）は、目の前にあるうなぎ丼に釘付けだった。そのうなぎ丼を提供するお店、その名も「百目明（どうめあきら）」は、今や東京都内で大人気のお店だった。しかし、小枝木はそんな人気店に行くのは初めてだった。

食事を求めてやって来た小枝木だが、とんでもないことに出会うことになる。

「……今日はここがうちんちの、またの名をお店やん」と、店主の百目（どうめ）が語りかけた。

「えっ？ どういうこと？」

「いまから美味しいうなぎおんちを案内するわ」

そう言って、百目は通された部屋へと小枝木を案内した。部屋の中には、うなぎが納められている箱がいくつも置かれている。

「これ全部、お店で出るうなぎの先祖でおんちやねん」と百目が説明する。

しかし、その時、小枝木は目を疑っていた。うなぎの中に、ちょっと調子がおかしくなっているものがあったのだ。それは……人間の骨が入っている！？

小枝木は戸惑いながらも、百目から聞かされた衝撃の事実を知ることになる。この店で出されるうなぎは、生産者に恨みを抱く人たちによって、毒物を食べせられたうえで育てられるのだという。

小枝木はこの事実を世に広め、このお店の悪事を明らかにすることに決意する。だが、その計画が難航している時、小枝木は「八つ目や にしむら 目黒店」のうなぎ丼に出会う。

運命の出会いによって、小枝木は新たな捜査に乗り出す。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：5
笑える：2
悲しい：8
夢がある：4
怖さ：7
合計点：26