「驚愕！生ゆで卵が無限に並ぶ光景に出会った！一体どうやって作られたの？」

主人公の名前は「千春」。彼女は今日も定時退社後、スーパーで買い物をしていた。そこで目に入ったのは、似たようなゆで卵がずらりと並んでいる光景だった。

「あら、なんて不思議な光景なんでしょう」

何度見ても、千春にはその光景が心に残った。フリーズドライのように見えるけど、これは生の卵。どうやってこんなに並べられたんだろう？コピーペースト？いやいや、それでは間違いなく同じ形のはずだ。

そこで思いついたのが、同僚の「鳳凰院」という人物。彼女はフォトショップの達人だ。鳳凰院に相談すると、彼女は「自分でやってみたら？」と提案してくれた。

アドバイスを受け、千春は似たような卵を手に入れると、ひたすら並べ続けた。初めは綺麗に真ん中に来るように気をつけたが、かえって不自然に思えたので、様々な形に配置していった。時にはななめに並べたり、つぶれたような形にしたりと、想像力を磨きながら撮影に頑張った。

そして完成した作品がこちら。

「うわ、すごい！！」

鳳凰院が叫んだ。彼女も驚いていた。まるで確率微妙な感じがあるような、錯覚させられる感覚を与える。そして、全然同じではない。

「これ、夢中になって作った。ちょっと楽しかったかも」

千春はニッコリ微笑みながら、鳳凰院と握手した。

【オチ】

数日後、鳳凰院は実は全く聞かされていなかったが、別の同僚と相談しあっていた際に「マンツーマンで撮影した」と話したことがばれた。鳳凰院は激怒し、それ以来千春とは疎遠になってしまった。

【感情分析】

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：5
笑える：6
悲しい：3
夢がある：8
怖さ：0
合計点：22