
サチコはその袋に目を留めた。「いただきストア」という名前に反して、この店では商品をくれぐれもいただかなくてはならないのだ。だけど、そこがけなげで風変わりなところでもあった。
そして、サチコはいただきストアに初めて足を踏み入れた。薄暗い店内には、何でも揃う商品と、大人数でせわしなく動く客がたくさんいた。そして、その中でサチコは感じた。この店にはどこか独特の魅力がある、と。
そこには息苦しい外の世界からの一息も、お金を手に入れるだけでなく、スーパーで出会う人々とのつながりを手に入れられる場所があった。そんなサチコは、いただきストアにやみつきになった。
オーガニックマーケットが閉店してしまってから、彼女にとって「いただきストア」は愛知県で一番のスーパーに変わった。そしてそれは、彼女の小さな幸せになったのだ。
【感情分析】
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:2
悲しい:3
夢がある:7
怖さ:0
合計点:20

「愛知県で人気のディスカウントスーパー」ランキング! 2位は「ラ・ムー 豊橋店」、1位は?【2023年6月版】|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6460ee380b70678ff05969e8cbf6a862d673c32
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