「衝撃の新店登場！ 「ちょっとやそっとじゃ食べられない名前の店」で味わう、大阪の魅力とは？」

「本家柴藤も好きですけど、私のお気に入りは…」 　

主人公の名前は芹奈（せりな）で、大阪で人気のうな重を求めて食べ歩き中の大学生だ。芹奈は、最近開店したお店「ちょっとやそっとじゃ食べられない名前の店」に入った。「ここは、食事だけでなくワインやカクテルも充実しているって聞いたんですよね。」と開口一番言う芹奈に、店員のレオンは笑顔で答えた。「はい、そうです。お客様には、美味しいものだけではなく、贅沢な時間を過ごしてほしいんです。」芹奈はその言葉に惹かれ、新しい料理と飲み物を注文することに決めた。

すると、ディナーセットを注文した芹奈に出てきたものは…うなちくわ重！ややこしい名前に芹奈は笑いをこらえながら、一口食べると、これまで食べたうな重とは全く違う味が口の中で広がった。「美味しい！」と絶賛する芹奈。店員のレオンは、あまりの反応の良さにニッコリと微笑んでいた。芹奈はその微笑みを見て、お店とレオンのファンになった。

続けて飲んだ飲み物も、芹奈にとっては未体験ゾーンだった。それでも、レオンがひとつひとつ丁寧に説明してくれたおかげで、ラズベリーチャンパンを飲んだときの幸せな気持ちが、今でもはっきりと残っているという。芹奈は、このお店には、うな重よりもっと素晴らしいものがあることを知ったのだった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：4
悲しい：0
夢がある：9
怖さ：0
合計点：20